2020ピアノを楽しむ会後記③「その人にとって一番大切なこと」
ピアノを楽しむ会など、ステージで弾く機会がある時に、一番先に考えることがあります。
それは・・・
今、その人にとって何が心に響くのか・・・
何を与えてあげたら、モチベーションが上がるのか・・・
近い将来・遠い将来・遠い遠い将来に、何が役に立ち何が有益なのか・・・
2番目に考えることは、技術的に可能かどうか・・・
日頃は習得して欲しくてもそれが叶っていない。だから自然とそれらを習得出来る様に仕向けたい!
いつもレッスンで言っても言っても聞き入れないから、この機会にそれが必要なことを思い知って貰おう!
(随分、荒療治ですね!)

当教室は男の子がとても多いです。
男女比は、男3:女4
男性は、女性とは全く違っていて(男女が違うのは当たり前ですが)
言うことを聞きません。
中には男の子でも真面目によく言うことを聞く人もいますが、それは3人に1人くらいだと思います。
女性は、大体においてよく言うことを聞いてくれます。こちらとしては、やり易いです。
どちらが良いのか悪いのか・・・
それは、「忠告は聞き入れる」方がいいでしょう!
然しながら、私自身、子供の頃は「言うことを聞かない性格」でした。
「右を向け!」と言われれば「左を向く!」
必ず「それは違う、私はこう思う!」と言い返しました。(私は女性ですが)
そんな訳で、まるで自分の小さい時を見ているような、反抗的な男の子のことも好きなのかもしれません。

それにしてもやねえ。。。
中学生以上の皆さんは、長い期間かけて大きな曲を弾いているのだから、数ヶ月前から毎回毎回言い続けてること!
それ!最初っから聞き入れてくれないかなあ!?
本番前日にレッスンに来て、
「その指番号、絶対5!今更かも知れないけど、5にしたら全ては上手くいくよ!…私、前からずっと言ってるよねえ。。。」…と穏やかに言う。
「うーん、そうなんだよね!」…と生徒も穏やかに頷く!
「えっ!今になってそのリアクション?…それなら始めっから聞いといてよ~」…と私も穏やかに笑いながら言う。

いつも私に講義してばかりの彼!
モーツァルトは何歳で亡くなっただの、それと同じ年齢で亡くなった歴史的人物は誰…だの…
その人物は、このような功績がある…だの…
時には、物理の話!
時には、数学の話!歴史の話!
それが出来るって凄いです。
私が「この曲は、こう弾いて…」など言おうものなら
「いやいやそれでは一辺倒になる!独自性が大切!そう思いませんか?」
などと宣う。。。
でもね!それぞれに様式ってものが有りまして。。。

一生懸命、いつも本気を出して弾いている彼!
ピアノは、とても細かなことばかり。
他のことは何でも一回で出来るけれど、ピアノだけはそうはいきません。
出来ないのでイライラすることも多々有り!
こちらとしては、只々見守りに徹する!
理論は、全て理解してる!
ドリルブックなど、サッサカ出来てしまいます。混乱することは、何もない!
弾きにくそうにしている姿を見て、「そこは、こう言う構造になっているから…」
などと言い出そうものなら、「それは言われなくても分かっているって!でもそれが弾けないから困ってるんだ!」
「あ~そうですか!それは失礼いたしました。では、見ているから弾いてみて!」
…としか言いようがないのです。
そして、ほんの少しの手の位置、指を回す時の角度、指番号…アドバイスする場合もあります。
こちらが言い過ぎないことが大切!
自分で乗り越えたいのですから!

皆んな、時間がない中高生に社会人!
いったい日常生活と言うものが、どんなものなのか…
どのくらい勉強していて、どのくらい忙しくて、どのくらい余裕があって、いや全く余裕など無くて…
それは、想像もつかないし、個々に違うと思うので…
例えステージでの本番の直前であろうとも、私の方からプレッシャーを加える事は致しません。
彼らにとって、主はピアノではないですからね!

そんな中で、ずーっとピアノを弾き続けて来た!…と自ら言う彼ら!
音楽に励まされ…?
音楽の美しさを感じ、達成感を得て…!
これまでステージで弾いたレパートリーを生涯のものとして…
40歳、50歳、60歳になった時…
今の経験が、人生を豊かなものにしてくれるだろうと…
そう思うことに、間違いはないと思います。
金子ピアノ教室@樟葉
追記
それにしても、いつ何時も冷静な彼ら!
特に、ステージで発揮する冷静さと集中力!
尊敬しています。
それは・・・
今、その人にとって何が心に響くのか・・・
何を与えてあげたら、モチベーションが上がるのか・・・
近い将来・遠い将来・遠い遠い将来に、何が役に立ち何が有益なのか・・・
2番目に考えることは、技術的に可能かどうか・・・
日頃は習得して欲しくてもそれが叶っていない。だから自然とそれらを習得出来る様に仕向けたい!
いつもレッスンで言っても言っても聞き入れないから、この機会にそれが必要なことを思い知って貰おう!
(随分、荒療治ですね!)

当教室は男の子がとても多いです。
男女比は、男3:女4
男性は、女性とは全く違っていて(男女が違うのは当たり前ですが)
言うことを聞きません。
中には男の子でも真面目によく言うことを聞く人もいますが、それは3人に1人くらいだと思います。
女性は、大体においてよく言うことを聞いてくれます。こちらとしては、やり易いです。
どちらが良いのか悪いのか・・・
それは、「忠告は聞き入れる」方がいいでしょう!
然しながら、私自身、子供の頃は「言うことを聞かない性格」でした。
「右を向け!」と言われれば「左を向く!」
必ず「それは違う、私はこう思う!」と言い返しました。(私は女性ですが)
そんな訳で、まるで自分の小さい時を見ているような、反抗的な男の子のことも好きなのかもしれません。

それにしてもやねえ。。。
中学生以上の皆さんは、長い期間かけて大きな曲を弾いているのだから、数ヶ月前から毎回毎回言い続けてること!
それ!最初っから聞き入れてくれないかなあ!?
本番前日にレッスンに来て、
「その指番号、絶対5!今更かも知れないけど、5にしたら全ては上手くいくよ!…私、前からずっと言ってるよねえ。。。」…と穏やかに言う。
「うーん、そうなんだよね!」…と生徒も穏やかに頷く!
「えっ!今になってそのリアクション?…それなら始めっから聞いといてよ~」…と私も穏やかに笑いながら言う。

いつも私に講義してばかりの彼!
モーツァルトは何歳で亡くなっただの、それと同じ年齢で亡くなった歴史的人物は誰…だの…
その人物は、このような功績がある…だの…
時には、物理の話!
時には、数学の話!歴史の話!
それが出来るって凄いです。
私が「この曲は、こう弾いて…」など言おうものなら
「いやいやそれでは一辺倒になる!独自性が大切!そう思いませんか?」
などと宣う。。。
でもね!それぞれに様式ってものが有りまして。。。

一生懸命、いつも本気を出して弾いている彼!
ピアノは、とても細かなことばかり。
他のことは何でも一回で出来るけれど、ピアノだけはそうはいきません。
出来ないのでイライラすることも多々有り!
こちらとしては、只々見守りに徹する!
理論は、全て理解してる!
ドリルブックなど、サッサカ出来てしまいます。混乱することは、何もない!
弾きにくそうにしている姿を見て、「そこは、こう言う構造になっているから…」
などと言い出そうものなら、「それは言われなくても分かっているって!でもそれが弾けないから困ってるんだ!」
「あ~そうですか!それは失礼いたしました。では、見ているから弾いてみて!」
…としか言いようがないのです。
そして、ほんの少しの手の位置、指を回す時の角度、指番号…アドバイスする場合もあります。
こちらが言い過ぎないことが大切!
自分で乗り越えたいのですから!

皆んな、時間がない中高生に社会人!
いったい日常生活と言うものが、どんなものなのか…
どのくらい勉強していて、どのくらい忙しくて、どのくらい余裕があって、いや全く余裕など無くて…
それは、想像もつかないし、個々に違うと思うので…
例えステージでの本番の直前であろうとも、私の方からプレッシャーを加える事は致しません。
彼らにとって、主はピアノではないですからね!

そんな中で、ずーっとピアノを弾き続けて来た!…と自ら言う彼ら!
音楽に励まされ…?
音楽の美しさを感じ、達成感を得て…!
これまでステージで弾いたレパートリーを生涯のものとして…
40歳、50歳、60歳になった時…
今の経験が、人生を豊かなものにしてくれるだろうと…
そう思うことに、間違いはないと思います。
金子ピアノ教室@樟葉
追記
それにしても、いつ何時も冷静な彼ら!
特に、ステージで発揮する冷静さと集中力!
尊敬しています。
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