ペース・メソッドでピアノを習う意義

ペース・メソッドでピアノを習う意義を、心底感じることの出来る時期はいつか!?

それは、レベル③以上になった時ではないかと思います。
レベル③のテキストが進んで来ると、それまでに習ったことが知識や経験として定着し、それを使いこなすことが出来るようになります。

それまでに、様々なジャンルの音楽を扱えるようにカリキュラムが組まれているので、自分の好みに合った音楽を見つけることが出来て、その分野をもっと深めて学びたいと思うようにもなるでしょう。
そうなった時に、どの方向にも進むことが出来る音楽の基礎力は、本人が知らないうちに自然についてきています。

音楽高校や音楽大学に進むことになった場合でも、その為に必要な音楽教科は既に学んできているので、出題に合わせて少し対策するだけで良く、慌てることがありません。(それまでに、レベル③以上には進んでおきたいものですが)


ペース・メソッドでは、「音楽の仕組み」を学ぶレッスンを受けて来ているので、応用がききます。
楽曲を分析した上で演奏することは勿論のこと、作曲したり伴奏付けしたり、自由にピアノで遊ぶことが出来るようにも育っていきます。

ペース・メソッドのテキストは、音楽するのに必要な基礎を抜かす所なく全て組み込んでいるので、どんな人にも音楽を楽しむ為の力を蓄えさせてくれます。

生まれつき音楽能力に優れた人が、世の中にはいるものです。
そんな人は、学ばなくとも知っている!
教えられなくとも分かっている!
内容を飛ばして進められても自力でついていける。
…ということがあります。

しかし、そういう人はごく稀です。
ごく稀な天才は専門家になりますが、音楽は万人のものです。
(専門家を目指す天才は、ペース・メソッドのテキストを普通よりはかなり早い進み方で学んでいくと良いでしょう)

音が転がれば喜びを感じ、心が弾む!楽しさが溢れる!
歌が好き!音楽が好き!
こんな気持ちをピアノで弾きたい!
ピアノを弾いて安らぎの時を得たい!

そう思ってピアノを習い始めた人々が、ストレスなく喜びを感じられるようになるまでの道のりは
どんなに長い年月が掛かることでしょう。

その長い年月を
どのように歩んでいくのか!

出来ることなら、楽しく実力をつけたい!
ピアノを弾くことが、「楽しい」と思えるようにしてあげたい!

では、どんな時に「ピアノを弾くことが楽しい」と思えるのでしょうか?

それは、「自分が弾いている曲の意味が理解出来た時」ではないでしょうか?
「解って弾いている時」もっと言えば、「自分が想っている通りに音楽表現ができた時」にピアノが楽しいという気持ちが湧いてくると思います。



「自分が想っている通りに!」と言われても「その想い」が無かったとしたら、「先生に言われた通りに」弾くしかありません。

音の高さとリズムは合っているけれど、「どんどんバタバタとしていて、全く情感のない弾き方」に出くわすことが時々あります。「どんな曲を弾いても表情が変わらない」ということもあります。

長さと高さに関する譜読みは習っていても、和音の意味・音程の醸し出す色合い・楽曲構成など、音楽の内容に関する学習がなされていない場合に起こりやすいと思います。

ペース・メソッドでは、初歩の段階から「音楽理論・テクニック・耳・心の情感」を繋げて経験させるカリキュラムでレッスンするので、常に響きは心にまで到達し感じられています。

様々な種類の音楽を比較しながら学んでいくことが出来るようテキストに組み込まれている為、明らかにそれらの違いを感じながら学習が進められます。
(長調・短調・4度和声・複和音・複調・モード・12音音楽・全音音階・ブルーススケール・対位法・ペンタトニック)

比較しながら様々な曲を分析することで、それぞれの曲の違いを感じられるようになり、「自分の想い」が生まれるようになります。

その「想い」を表現して弾けたなら、ピアノはとても楽しいものとなり生涯の宝物となります。

良い仲間に恵まれてグループでレッスンすることで、これらの効果は倍増します。
そして仲間と協力してレッスンで学び合うことで、忍耐という苦しみは半減し、ピアノはもっともっと楽しいものになるのです。



「趣味で習うのだから、そこまでしなくても…」「勉強もさせないといけないし、スポーツだって!」「ピアノにそんなに多くをかけられない!」

…と思われる方も多いことでしょう。

しかし、この学習方法は人間の持つ全ての能力を活性化させ、目覚めさせます。
幼児期からペース・メソッドの方法で学ぶことは、その人の持つ全ての能力を最大限に引き出すのに大いに役立つでしょう。

そして、「趣味で習う」と言っても趣味になるまでに時間が掛かるピアノのお稽古!

ペース・メソッドでなら、必ず楽しく実力をつけながら継続することが出来ることでしょう。

どうか皆さんのお近くに、ペース・メソッドの良い教室がありますように!
あなたにピッタリのペース・メソッドピアノ教室が見つかりますように!
(上達の度合いには、個人差があります。また、ペース・メソッドのピアノ教室にも指導者の考えにより様々な個性があります)

大人になるまでレッスンを続けたら、ピアノはその人にとって生涯の宝物になりますが、例え小学生の間だけでレッスンに通うことを辞めてしまったとしても!

楽しく学んだ経験と頭の中に整理された音楽理論が、音楽への復帰を容易くしてくれるでしょう。

またペース・メソッドで学んだ経験を通して、全ての教科に通じる学び方と継続出来る力が、その人の中にしっかりと根ざしていくでしょう。

当教室で育ったレベル③以上を学習中の皆さん(2022年4月現在)

幼稚園の頃は、お友達と一緒にレッスンしていました。お友達が引っ越したので、その後は個人レッスンです。


小学生の間は、ペアレッスンでした。


関東から引っ越してきて以来、良い仲間に巡り合いペアレッスンでした。


小学生の間は、ペアレッスンしていました。メンバーは、色々変わりました。


4歳からずっと個人レッスンです。


小学2年で編入。ずっと個人レッスンです。


3歳からグループレッスン、その後、メンバーは変わって小学生の間はペアレッスンでした。


4歳から中学3年まで、3人グループでずっとレッスンしていました。

中学生になると忙しくて、とてもグループは組めない状況です。
中学生以上は、今は皆さん個人レッスンです。
それでもピアノが楽しくて、いそいそと通って来ています。
基礎から積み上げ基盤がしっかりしているので、ゆっくりではあっても必ず積み重ねると理想に近づけるからです。通って来るずつ音楽の醍醐味を感じることが出来るように、必ず向上していることが感じられるからです。

ペース・メソッドについては、こちらから

金子ピアノ教室@樟葉
イラストはわんパグです。
各年齢のレッスンは、カテゴリよりご覧ください。

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