レベルⅠの学び方③
ペース・メソッド レベルⅠの26ページまでについてレベルⅠの学び方②で書きました。
そこに書いた「各課題の文の内容に着目し【A】の作業を行う事」に加えて、当たり前で忘れてしまいそうなくらい重要な事は、全ての長音階(メジャー)の5音のポジションに、5本の指が正確に乗る事です。(レベルⅠ、指をきたえる 12ページ~15ページ参考)
先ずは、この5音のポジションに指が乗っていないと【A】の作業が困難です。
これらがしっかり出来ていたら、レベルⅠの27ページから始まる和音の学習がいとも簡単に身に付きます。
12個の長三和音について「楽譜を見て分かる。弾く事ができる。書く事が出来る。聴いて分かる。」と言う様に育つのです。

27ページから31ページは、あっという間に学習を終える事が出来ます。
12個の長三和音(メジャーの和音)とそこから生じる「Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰ」の和声進行を全ての長調(メジャー)で弾ける様になると同時に、その上にメロディを乗せて「見て弾ける。作って弾ける、書ける。聴いて書ける」と言う様になります。
32ページから39ページは、ⅠとⅤ7の和音を背景に持つ様々なメロディが3拍子4拍子8拍子で紹介されています。
伴奏形も和音奏・ワルツバス・マーチバス・和音の中の単音が使用されていたり、6度や10度の2声であったりと様々です。
これらの事は、全ての長調で自然と扱える様になっています。
27ページから31ページは大概の人が直ぐに終えるのですが(このページが苦労すると言うのは、かなりな練習不足か5音のポジションについて全くの感覚だけで行った人です)…いえ、それでも心配しないで!…必ずいつか取り戻せますから!そのまま指導者の処方箋に従って次に進んで下さい。でもそう言う人の進度は、遅くなるのは仕方ない事です。
32ページから39ページがどの様な進み方になるかは、26ページまでのメロディの読譜の仕方がどうであったかに掛かってきます。
【B】スティ(1度)ステップ(2度)スキップ(3度)4度5度の音符の動き方(横の流れ)が、どのくらい正確に見えて、弾けて、聴けていたか!
…それに関わってきます。
この【B】については、3度までは比較的見易いのですが、4度5度は反応が悪くなりがちです。
これも26ページまでの調号を書く練習でもパワーアップが可能です。
調号がキチンと書けると言う事は、4度と5度の認識が頭では確かに出来ると言う事ですから!

レベルⅠの最初で、「6個までの♭や♯の調号を幼い子供たちに書かせる必要があるのかしら?」と言う疑問をお持ちの先生方は多い様に思います。
けれども先に進んだ時、例えばバイエルの後半やブルクミュラー25の練習曲の段階でも調号について全調についての認識があったら、その時は楽譜を納得して眺められる様になるし、調号のみならず臨時記号の意味(なぜその音に♯や♭が臨時的に付けられているのかの根拠)が理解できて無意味な音の間違いが減ると共に、もし間違えていたとしても納得してすぐに正しい音に直す事が出来るのです。
金子ピアノ教室@樟葉
追記
だから!
やっぱりレベルⅠの26ページまでの学び方は重要です。
ポイントは、5音のポジションとメロディの横の動き方に着目する事です。
つづく
そこに書いた「各課題の文の内容に着目し【A】の作業を行う事」に加えて、当たり前で忘れてしまいそうなくらい重要な事は、全ての長音階(メジャー)の5音のポジションに、5本の指が正確に乗る事です。(レベルⅠ、指をきたえる 12ページ~15ページ参考)
先ずは、この5音のポジションに指が乗っていないと【A】の作業が困難です。
これらがしっかり出来ていたら、レベルⅠの27ページから始まる和音の学習がいとも簡単に身に付きます。
12個の長三和音について「楽譜を見て分かる。弾く事ができる。書く事が出来る。聴いて分かる。」と言う様に育つのです。

27ページから31ページは、あっという間に学習を終える事が出来ます。
12個の長三和音(メジャーの和音)とそこから生じる「Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰ」の和声進行を全ての長調(メジャー)で弾ける様になると同時に、その上にメロディを乗せて「見て弾ける。作って弾ける、書ける。聴いて書ける」と言う様になります。
32ページから39ページは、ⅠとⅤ7の和音を背景に持つ様々なメロディが3拍子4拍子8拍子で紹介されています。
伴奏形も和音奏・ワルツバス・マーチバス・和音の中の単音が使用されていたり、6度や10度の2声であったりと様々です。
これらの事は、全ての長調で自然と扱える様になっています。
27ページから31ページは大概の人が直ぐに終えるのですが(このページが苦労すると言うのは、かなりな練習不足か5音のポジションについて全くの感覚だけで行った人です)…いえ、それでも心配しないで!…必ずいつか取り戻せますから!そのまま指導者の処方箋に従って次に進んで下さい。でもそう言う人の進度は、遅くなるのは仕方ない事です。
32ページから39ページがどの様な進み方になるかは、26ページまでのメロディの読譜の仕方がどうであったかに掛かってきます。
【B】スティ(1度)ステップ(2度)スキップ(3度)4度5度の音符の動き方(横の流れ)が、どのくらい正確に見えて、弾けて、聴けていたか!
…それに関わってきます。
この【B】については、3度までは比較的見易いのですが、4度5度は反応が悪くなりがちです。
これも26ページまでの調号を書く練習でもパワーアップが可能です。
調号がキチンと書けると言う事は、4度と5度の認識が頭では確かに出来ると言う事ですから!

レベルⅠの最初で、「6個までの♭や♯の調号を幼い子供たちに書かせる必要があるのかしら?」と言う疑問をお持ちの先生方は多い様に思います。
けれども先に進んだ時、例えばバイエルの後半やブルクミュラー25の練習曲の段階でも調号について全調についての認識があったら、その時は楽譜を納得して眺められる様になるし、調号のみならず臨時記号の意味(なぜその音に♯や♭が臨時的に付けられているのかの根拠)が理解できて無意味な音の間違いが減ると共に、もし間違えていたとしても納得してすぐに正しい音に直す事が出来るのです。
金子ピアノ教室@樟葉
追記
だから!
やっぱりレベルⅠの26ページまでの学び方は重要です。
ポイントは、5音のポジションとメロディの横の動き方に着目する事です。
つづく
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