成績表をじっくり眺める事

中学生は、そろそろ期末試験なのでレッスンをお休みする人もあります。

本人は一生懸命勉強して最善を尽くすのが仕事ですが、親の役割は出てきた成績表をしっかり眺めるのも仕事の一つです。

5段階評価とか10段階評価とかの数字だけでなく、先生が書かれている文章、特に各教科ごとの細かな項目に○とか△とか×とかついている欄など、全てをチェックしなければなりません。

そして、○がついていたらしっかりそれを認めて褒めます。

△や×がついていたら、本人にどうしてこのような評価になっているのか尋ねます。

本人に心当たりが有れば、それを正すように親子で話し合います。

心当たりがない場合は、担任の先生に電話します。

担任の先生は、その教科の先生に理由を尋ねて下さるでしょう。

そして、折り返し電話して下さるので親子で納得し、今後の向上に繋げる事が出来ます。

原因が分かれば良くなりますが、訳が分からないまま放っておいても何の解決にもならないのです。

増してや成績が落ちたからといって、成績表の細かなチェックもしないで塾に通い始めるなど、全くのお門違いだと思います。

一つ例として挙げると
ある教科で、平常点(授業を受ける態度や提出物など)に×がついていたとします。
本人に提出物や授業態度はどうだったか尋ねます。
提出物も全て出したし、態度も良いという自己判断だったら担任に電話します。
その結果、「ノートを一回提出していなかった」と言う伝言が返って来ます。
でも、本人のノートは全て提出して検印を貰っています。

この時は、先生が出席番号の隣の人と欄を一つ間違えて記入していた事が判明しました。

まあ、先生も人間だからそんな間違いもあるのです。

ですから、ご両親は大人の目でしっかり成績表をチェックした方が良いですね。

ピアノの練習もまたこれに同じです。

出来るところをどんなにたくさん練習しても、上達には繋がりません。

弾けないところを自分で認識し、なぜ出来ないのかその原因を探ります。
そして、その部分をピンポイントで練習します。
私達がいつもやっている事ですね。

ご両親は、練習するのを自然と耳にする中で、一言前向きな感想や助言を与える事も大切です。
大人の目から見た上で、疑問があったら指導者に質問した方が良いです。

勉強もピアノも上達への方法は同じなのです。

金子ピアノ教室@樟葉
追記
今はまだ、試験の範囲が発表になる前の段階でしたね。
試験の範囲のプリントもページ数だけでなく、そこに書かれている文章がとても大切です。
要点に目を向けて勉強しましょう。
曲を弾く時もその曲の要点を掴んで演奏するのと同じ事です。
音だけをツラツラと並べていく弾き方にならないように!

市民の森の紫陽花が、とても綺麗です。

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