小学生の頃の夢

4歳からピアノを習っていて、小学生になる頃にはスランプ。。。と言えば大袈裟だけれど、既に嫌な思いもいっぱい経験していました。

小学1年生の時、学校の帰り道に一緒にピアノを習っていた2人の仲間に私が言いました。

「お母さんがピアノ辞めてもいいって言ったから、辞めようかなあ。。。」

すると、2人の仲間は言いました。

「でもね!私達も辞めたいけど、やっぱり辞めないことにした!ネエーーー!」と言って2人は仲良く駆けて行きました。

それで、私もやっぱり続けよう。。。と思い、ピアノを辞めずに済みました。



小学生の頃、一番大切なものは音楽でした。

音楽の授業が一番好きだったし、当時は全校音楽という時間もあってそれも大好きでした。

秋になれば音楽祭があり、他の学校も一緒の大会でコーラスや合奏を発表し合いました。

休み時間になれば、音楽祭に出場する人が中心になって自主的に(遊びの一環として)音楽室に急いで集まり、大合奏が始まりました。


一方、ピアノの練習は嫌でした。

毎日毎日休まずするのが、そもそも嫌でした。

毎日が新しいことへのチャレンジで、なかなかうまく行きません。

それで、横から母親に色々言われるので、それが1番に嫌でした。

その時、私は心の中で「そんなにガミガミ言わないで、こうして手伝ってくれたらいいのにな!」とか、「もっとこう言ってくれたらやる気も起こるのに!そんな風に言うから嫌になるんだ!」とか思っていました。

それでも、その事を具体的には説明できず、お互い感情的にぶつかり合っていました。

そうこうしていても長年毎日練習しているので、色々弾けるようになっていきます。

でも、どうしても出来ないこともありました。

曲を作ってみたいとか、自由に伴奏付けが出来たらとか、楽譜がなくてもピアノが弾けたらなあ。。。とか思って自分なりに色々チャレンジしたりしていました。

それで、自分がピアノの先生になったら、ただ教則本を弾いたり曲を弾いたりするだけのレッスンは絶対にしない!

と思うようになりました。

音楽高校の頃は、「その常識、ホントは違うんじゃあない?」って思ったり、音大生の頃は、ピアノを教えるようになったら、自分で教則本を作ろうと思っていました。

それが、大学卒業の年にペース・メソッドと出会い、感動!しました。

こんなに整っているテキストは他にない!

自分で作ったとしてもペース・メソッドのテキスト以上のものが作れるはずがない!

これを実践すれば、私が小学生の頃に描いた夢が実現できる。

と言うわけで、仕方なくペース・メソッドを実践することになりました。

「仕方なく」と言うのは、今までのオーソドックスなピアノレッスンとは全く違っており、実践するのは困難と思ったからです。

今では指導の経験を積み、自分も楽しくストレスなく実践できるようになりました。
日々のレッスン準備により、ケースバイケースに対応する為の方法をたくさん持つ事が出来たのです。



それで!

今日はそんな事を書こうと思ったのではなく!

もう何年になるのか、5年以上になるのは確かだけれど。。。

毎月2回受けているレッスンがあって、来月からまた新たなテキストに入るそのお手製のテキストが今日届きました。

これを勉強する事で、また一段と生徒の皆さんに良い助言ができるようになると思います。

来月からのレッスンが、とても楽しみです。

金子ピアノ教室@樟葉

イラストは、わんパグです。

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