選曲は読譜力が決め手

いざ発表会となると、皆さん選曲にはかなり拘りがあるようです。

「この曲が弾きたい」と言われても、先ずはそれを自力で弾くための読譜力が育っていないと弾かせてあげる訳にはいきません。

例え無理を押して出来たとしても、やっと譜読みができた程度でステージに上がっては勿体無い。
素敵な曲が台無しです。

小学校3、4年生以上の方でブルクミュラーかソナチネ、ペース・メソッドのテキストでレベル②の後半以降かそれ以上の方ですと、本番の1ヶ月前には「読譜は完了して全体を通して弾けている」と言うくらいの感じで進めたいものです。

本番前1ヶ月は、十分に弾き込む為の時間です。


一般的に言って、「ブルクミュラー25の練習曲」が全て終わったら、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン、ドビュッシー等、クラシックのピアノ曲を段階を追って弾き進めていけるようになるでしょう。
また、ポピュラーを弾いたとしても読譜は楽になっています。



「ブルクミュラー25の練習曲」が終わるまで、ペース・メソッドで言うとレベル②がすっかり終わるまでは、背伸びをせず、発表会でも無理のない曲をしっかりと弾き込みましょう。

金子ピアノ教室@樟葉

追記①
「背伸びせずに実力に合った曲を選ぶ」
この事は、どの年齢、どのレベルでも言える事です。
しかし、あまりにも日頃の練習が足りない場合、また年齢が上がってからの入門であったり編入であったりする場合は、「ピアノは弾けたら楽しいものだ」と言うことを体験してもらう為に、少々背伸びをしてもらう場合があります。
発表会とあってはご両親も一生懸命になるので、何とか弾きこなすことができます。
しかし、本人にとってもお家の方にとっても、それはそれは大変な事です。
それでも発表会で成功して充実感や楽しさを得ることができると、その後は努力の仕方や練習の仕方が分かり、少しずつ日々の練習が出来る様になるようです。
そんな事を続けているうちに、ペース・メソッドのテキストが進んでくると、だんだん読譜力がついてきます。
そうすると、発表会の読譜で以前ほど苦しまなくなります。
ペース・メソッドの考案者のロバート・ペース博士は、小学生の間にレベル③またはレベル④を終えるようにと提唱しています。
正にその通り!
そうすると、中学生以上になった時、自分の心の欲求に合った曲を弾きこなすのが容易になるでしょう。
皆さん色々な事情があり、レベル③を小学生の間に終える事は困難なのですが、せめてレベル②は小学生の間に終えて欲しいものです。
小学5年生位でレベル③に入れるともっと理想的だけれど、その鍵は幼児期の過ごし方にあります。

追記②
ちょうど先日、レベル②を終えたK君!

レベル③になってから…!夏のピアノコンサートが終わってから…!
レッスンではしっかりテキストをこなしています。
ほら!ドリルブックもキチンと書いているでしょう!?

お母様は、「全く練習しないで通っていて申し訳ない」とおっしゃるけれど!
ペース・メソッドのテキストを指導者やグループの仲間と共にこなす事が、大切なんです。
このテキストは、ただ楽譜通りに弾くだけではありません。
レッスンで、共にキチンと進める事が出来るようになったら、楽譜を理解して弾けるようになります。
音楽がもっと楽しくなり、世界が大きく深く広がっていきます。

追記③
中学生になってもまだレベル①やレベル②のテキストを学習している事もあります。
大切な事は、それをしっかりマスターすることです。
ですから、マイペースでしっかり内容を吸収して下さい。
昨日の自分より向上する事ができたら、それが一番良い事です。

追記④
音楽専門の道を目指す人は、ペース・メソッドで音楽の基礎やとっても分かりやすく感性に響く演奏で生かせる楽典の方法を学ぶことが出来ますが、これをしていたら入試対策が万全だと思うのは間違いです。
ペース・メソッドのテキストを早い進み方で、しかも完全に身につけた上で、入試対策を確実に行ないましょう。
入試は、人生の関門!
社会で役立つ人(社会人・音楽家)になる為に、自分が世の中に合わせて生きていく習慣を付けなければいけないですね!

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