発表会の曲(選曲)

みんなカッコよくピアノを弾きたい!

弾きたい曲をやっぱり弾きたい!

だけど!

そう簡単にはいかないのがピアノ!

ピアノはオーケストラの代用とも言える楽器で、オーケストラの全てのパートを一人でこなすだけでなく、指揮者役も同時に行わなければいけない総合的な楽器です。

単旋律の楽器とは訳が違う複雑さ。。。

全てを聞き覚えなんて不可能だし、楽譜を鍵盤に再現するのが本当に複雑!
(だからこそ、ペース・メソッドでの音楽力の開発が必要なんですけれどね)

本を読む様に楽譜を再現出来て、素敵な演奏が出来たらきっと凄ーく気持ち良いはず❣️

今年の中学1年生は、みんなとってもピアノに関心があります。

揃いも揃って、みんなそれぞれに良いものを持っていて…

それが今、花開こうとしている人ばかりです。

先日もラインでこんなやりとりが!



お母様は、K君に少しお話しして下さったらしく、アッサリと私が提示した曲に決めたそうです。


K君本人も「気に入った曲を弾きたいが、今はまだその力と時間がないだろう」と納得したのだろうと思います。
小学生時代にそれなりにK君の希望に合う曲を体験して貰い、苦労もしましたから。

どの位の努力が必要かは、分かっていると思います。

それで、一昨日レッスンに来た時は、ペース・メソッドのレベル③の4冊をこなした後に

「それじゃあ、あんまり気に入らないけどそれに決めた曲を弾こうか!?」と私が言うと

「フッフッ」…と苦笑していました。

何とも大人になったなあ。。。と私は思ったものです。

形式的にも和声的にも難しくない曲です。

だけど、これをK君に弾いて欲しい訳は「速い‼️」からです。

速くないと意味がない曲❗️

そしてK君なら、きっと速く弾けるはず!

余裕を持ってこれを弾きながら、レベル③をそれなりに着々と進めて下さい。

それが結局は早道だから!


レッスンでは、一緒にゆっくり弾きながら和音の解説をしました。

転調も勿論あるし、それらの和声は解説されれば全て分かる。

「なあーに、その和音!」と言いながら、嬉しそう~

「短調のⅡの和音は、長調のⅡと違って。。。。で、それの。。。で」

ってな感じです。

K君の様なタイプは、少し複雑にならないと燃えない!

だからレベル①は手抜きで進み、レベル②になった時には少し燃えたけれど、生活の中では他のことへの興味も広がりピアノは少々疎かに…

それでも周囲の環境に助けられたのと、ホントは好きな音楽なので今まで継続する事が出来ました。

これからやっと本腰で、ピアノに取り組めるのだと思います。

「趣味でピアノを習わせる」とか「趣味でピアノを習う」とか言いますが

趣味になるまでピアノを続けていくのは、なかなか大変なことなのです。

私は、そうやって育てていくのが楽しみなんですが、みんな私が持っていない能力を持っていたりするので、いつも私の方が学ばせて貰っているかなぁーと感じています。

金子ピアノ教室@樟葉

追記
今日も皆さんの参考になるかと思い、開けっ広げに書かせて頂きました。

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