幼少期の学び方

音楽が好きで心に歌があふれている人は、ピアノを習ったらすぐに難しい曲を弾きたがる?
または、周囲が複雑な曲を弾かせたがります。

けれども、年齢に相応しい栄養の取り方をさせておかないと、年齢を重ねたときに苦しみ始めます。

このまま行ったのでは!。。。と心配したお母さんが、よく私の所に入室させてきます。

そんなお母さんは、大概においてピアノの長年の経験者です。

Hさんは、小学1年生の終わりにレベル①を始めました。


弾きたい曲が沢山あって、発表会になるといつも難しい曲にチャレンジしたくなり、そうしていました。

ペース・メソッドのテキストは、レッスンで指導者と一緒に進める感じでゆっくり進み、現在レベル②の中頃です。

コロナ禍のオンラインレッスンで一つ一つ確実に音楽理論を学習する習慣がつき、そこに持ち前の音楽に対する感の良さが加わって、最近メキメキと力をつけてきました。

あっという間に次のステージでの曲は、殆ど読譜が完了しました。

これから、やさしい名曲の演奏を経て、本格的なピアノ曲の世界へ進んで行けそうです。



Mさんも長年のピアノ経験者であるお母さんのご判断で、入室されました。


小学2年生の秋からレベル①を始め、現在レベル③の終わりです。

ペース・メソッドのテキストは、すぐに理解して進めることが出来ました。

始めはステージで弾こうとする曲(普段より少し長めの曲で、習った理論の応用的な曲)は、なかなか自力で読譜する事が困難でしたが、レベル①が終わる頃には楽譜がとても見やすくなり、何でも自分で出来るようになりました。

この頃からお家では、自分の好きな曲の楽譜を手に入れて自由に楽しんでいた様に思います。

先日は、レベル③のドリルブック43ページでの12音音楽の作曲で、面白い題名のついたユニークな曲を聴かせてくれました。

この後のページでは、モードや全音音階や複和音の作曲課題があります。

どんな曲を聴かせてくれるのか、とても楽しみです。

お母さんのお話では、「最近では、練習終わりにササっと作曲している」とのことです。

いつかこの経験が生かされて、自分の想いを託した大曲を作る様になるかもしれませんね!

こんな風に「将来の可能性を育てることの出来るピアノ教育」を私はしたいのです。

金子ピアノ教室@樟葉

イラストは、わんパグです。

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