育むこと

育む(はぐくむ)ことは、羽含む(はぐくむ)こと。

親鳥が、ふかふかの羽で雛鳥を優しく包んで成長させること。

3歳からのピアノレッスンは、まさにこの時期です。

子どもは、大人の思い通りには決して動いてくれませんが、むしろその方が自然なことです。

この年齢で、その自然な行動に歯止めをかける事の方が、むしろ将来の成長に障害となることもあります。

とは言え、いつも良い方向に向かって行けるように、周囲の大人が協力して導くことは大切なことです。

そうしながら、興味の向くままに自由に音を奏でてほしいですね!



最初の頃は、全くロスなく指導者の言う通りに動いていました!なんて良い子!…と思いきや
最近は、色々と自分の主張が出てきて、自分がしたいことが出てきて。。。
それだけ、出来ることも増えてきたと言うことです。
お気に入りは「しちめんちょうさん」
これが、「幼児用おんがくをはじめよう」のテキストでは一番躍動感のある曲ですからねえ。
今のAちゃんの気持ちには、ピッタリなのかもしれません。
仕方がないので、G♭メジャーに移調して弾いたりしています。
ある日、黒鍵の3つの場所から弾き始めてしまったからです。
まあ、それも良いだろう。。。


しっかりしているし、メロディの形などの認識はバッチリ!
ききとりは、お姉ちゃんも習っていて耳に入っているのでよく出来ています。
キチンと認識して、フェルトボードにサッと置けるようになってほしいです。
でも、それだけが出来たら今後のピアノ生活が苦なく楽しく伸び続けられるかと言ったら、そう言うわけでもないので、のんびり行きましょう。それが出来るようにお家で一生懸命仕込むのではなく、どの項目も少しずつ進めて行く。音楽に合わせて身体を動かせることも、聴き取りも、指も、心も!

要するに、バランス良く!
ある1つの項目だけが完璧に出来るよりは、少しずつ少しずつ…
上乗せが出来るように、頭打ちにならない導き方をすることが大切です。

音楽は、漂いが大切!最近の傾向として、「速すぎる・急ぎすぎる」と言うのがあります。
音の響きの最後まで聞き留めると、気持ちが安らかになります。
頭の隅々まで響きが行き渡り、リラックスして行く感じを味わってほしいです。

S君は、男の子だし頭での理解が早いので早く進めるべきかなあ。。。とか考えていますが、もう少し内容を深めます。一緒にできる仲間がいたらなあ。。。





絶好調のSちゃん
最初、お母さんが教室での態度について悩んでおられたけれど、私にとってはごくごく普通のこと!
最近、ピアノを弾くことに抵抗がなくなってきたとか。
お母さんからのご報告です。

当教室のレッスンは、お母さんの見学は要りません。
むしろ、見学なしの方がのびのび自分の気持ちで動いてくれるので、その方が理想的!
見学は要りませんがいつも関心を持って頂き、お家の方の協力は必須です。
(動画などでのフォローをしています)

お友達とレッスン出来ると楽しいので、結局はその方が力がついていきます。
ちょうど良い仲間に巡り合えることが、楽しさを2倍に苦しみを半分にしてくれます。

RちゃんとAちゃんは、ご近所で生まれた時からのお友達でした。

SちゃんとYちゃんは、2人ともお兄ちゃんが習っていたので、当教室に入門する時からペアを組むことができました。

ペアレッスンで曲も弾けるようになるし、変奏や移調、音楽理論も習います。個人レッスンでも同じです。

良いお友達を得られたら、ピアノレッスンは大いに楽しく充実したものになります。コロナの状況も落ち着いてきた今、良いグループレッスンが組めるようにレッスン形態を改善していきたいと思っています。


フィンガーシンバルを見つけて、その音の美しさに浸る中学生

それを見ていたSちゃんも「私も触ってみたい!」と。。。
「なあーんて良い音なんだろう~」

この音の漂い~

こんな風に音の漂いに耳を傾けることが、音楽するには大切なんです…

金子ピアノ教室@樟葉

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