3歳はアーティスト

この動画!
なかなかアーティストだと思いませんか?
「短い短い長ーい」のリズム打ちの3回目は、
「タンタンターンタタン」とアレンジしていますよね?
これをおふざけだと思ってはいけません。
それどころか、これはリズム感が良い証拠ですね!
ピアノの中を探検中!
グランドピアノの中で、ハンマーが上がったり下がったりするのが気になって仕方ないA君(3歳6ヶ月)
でも、ちゃんと歌は聴いています。聴いて楽しんでいるのです。
聴こえる音とハンマーの動きの連動が分かっていて、それを大いに楽しんでいます。
グリッサンドした時のハンマーの動きをしっかりと目と耳で捉えて、その後で「フフッ」と笑います。
こういう全身全霊を使った学び、興味や探求心を大切にしてあげたいです。
ペース・ピアノ教室シリーズ「幼児用おんがくをはじめよう」より
ジャックとジル
歌詞は、「すべりおちーた」ではなく「ころげおちーた」でした。
失礼致しました。
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これは、私とセッションしているように見えませんか?
オフビートで、私の裏拍に音を入れています。
A君は、いつも音楽を楽しんでいるんです。
曲は、
ペース・ピアノ教育シリーズ「幼児用おんがくをはじめよう」より
きみのわるいこえ
倍音の効果を経験する課題です。
これらの行動を否定してしまってはいけません。
立派に音楽しているのです。
お母さんが同席していたら、きっとこんな行動には出にくいし、お母さんは注意を与えるかもしれません。
そんなことをしなくても、こちらが子どもの行動の意味をしっかり理解して子どもの主張に応えていくと、能動的に学べるようになるのです。
そして、その能動的な学びこそが個性を育てるし、新しい発見に繋がり創造性を育てます。
創造性は新しい能動的な学びへと繋がり、結果的には詰め込むよりも多くを生き生きと学び取ることになるのです。
子どもは必ず大人の言葉や行動を理解して、それに対して言葉を発したり行動を起こしたりしています。
幼児期を自由にのびのびと育てながら、本格的にピアノを弾く段階になった時に有効な音楽の基礎力を、知らず知らずのうちに身につけさせておきます。
そうするとレベル①になった時には、しっかりとピアノの前に座ってピアノ演奏にじっくりと取り組むようになるのです。
金子ピアノ教室@樟葉
イラストはわんパグです。
追記①
A君は、5月まではお母さんに同席して頂き、6月から1人でレッスンを受けています。
習い始めて半年になります。
遊んでいるようだけれど、それぞれの内容に必ず大切な学習ポイントが組み込まれています。
簡単なことを楽しく積み重ねていたら、そのうちに楽にピアノが弾けるようになります。
今も既に毎日、自分からピアノに向かいピアノを弾いているとお母さんからも報告を受けています。
このような子どもの行動を温かく見守っていることの出来るお母さんであってほしいと、私は強く思っています。
ここから全てが始まるのです。
男の子と女の子は違います。
女の子と同じように、畳一畳の中で大人しく遊んでいるようには生まれついていませんから、大人の側に配慮が必要です。
(学ぶ姿勢について、「レッスンだから、先生のお話をよく聞いてね」くらいの言葉掛けは毎回のレッスン前に本人に話しておくことは必要なことです)
追記②
小さい方のレッスンでは、最近は動画を撮っておくことが多いです。
何よりも私自身の指導を返り見るためです。
そうすると、「やっぱり教えて貰っているのは実は私の方だ」
「私の先生は、毎日通ってきてくれる生徒の皆さんに他ならない」
と言うことを確信してしまうのです。
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