レッスンの様子(幼児3歳~6歳)

3歳のA君は、ピアノを始めて10ヶ月が過ぎました。幼児用おんがくをはじめよう(モペット)を学習中です。
お仕事が忙しいですが、時々お母さんは練習している様子を動画で送ってくださいます。



お家で少しでもお母さんとピアノで遊んだ時は、レッスンもノリノリです。

習ったことを思い出しているから、レッスンの時こちらの話し掛けがすぐに分かるので楽しくなります。
それに、やっぱりお母さんのことが一番好きなので、お母さんと一緒にしたこと、お母さんが好きなことを子どもは好きになります。



レッスン室はA君にとって、面白い遊び場です。

「レッスン室は、音楽の遊び場!秩序ある楽しい遊び場なのです」

いつも興味が湧くままに、私とお話しながら進めているA君
この日は、まだまだ先の内容まで発展していきました。



音楽の大切な法則を習うから、自分でそれを発展させる応用力がつくのです
先ずは、高い低い・上がる下がるを重点的に!

年長さんのS君は、音楽をはじめよう(キンダー)を学習中です。
先日、5音のチューンアップのページを学んでいたら、次の週にモペットで習ったフレールジャックを両手で弾き始めました。

それならば!…と第6音目の見つけ方をお話して、左右の手を組み合わせてフレールジャックの歌全体を弾くことに成功!
しかも、色々なメジャーに移調することもできるようになりました。
これは、D♭メジャー(♭5個の調号)で弾いているところです。



この時期のレッスンは、必ずしも曲全体を弾くことが重要なのではありません。
けれども、本人が弾きたいのであれば!
曲の構造をしっかりと理解させたうえで、このように「弾きたい欲求」を満たしてもらうこともします。

また、曲の構造を理解するのが好きではない場合は、様子を見守りながら「今だ!」という時期に構造の理解にも目を向けられるように育みます。
それにはもう!マニュアルがなく
職人作業のような
これまでの指導の経験とか勘とか・・・

指導者の判断です。

その判断には一番に、本人との対話・意思疎通があります。
コミュニケーションが重要なのです。・・・ちょっと話がそれましたが・・・

この日のS君のレッスン記録をここにアップしておきます。



この日は少し先の内容まで発展したので、たくさんの項目をすることが出来なかったけれど、集中してフレールジャック全体の移調を弾くことが出来ました。

どうだった?

と尋ねると、楽しかった!

と答えが返って来ました。

ああ、良かった!

金子ピアノ教室@樟葉

追記
ブログ、ご無沙汰していました。
9月10月と6日間に渡る講習会受講があったり、ペース・メソッド研究会の活動があったりと忙しくしていました。
感動的なレッスンは、たくさんあったのだけれど、また書かせて頂きます。