男の子のピアノレッスン

当教室には、昔から男の子がたくさん通って来ています。

10年くらい前までは、全体の約3分の1が男の子だったのですが、この頃では約2分の1が男の子(男性、大人の方も含みます)です。(この男性の中には、60歳になられてからピアノを始めた方、また4歳からずっと通って来ている方もあります)

この頃では、社会全体的にピアノ男子が非常に多くなりました。

そして、コンクールなどで賞を取るのは、男の子の方が多かったりもします。
その様な子たちはピアノを中心の生活をしていて、1日に数時間の練習を必ず毎日継続しています。

そんな場合は別として、普通の学校生活を送り、ピアノ以外にスポーツクラブにも所属する小学生や勉強に勤しむ小学生、勿論その合間を縫って友達とも活発に遊びたい・・

そんな小学生男子の場合、ピアノレッスンの継続は難しいものです。

そんな中で、こうして男の子が長くピアノレッスンを続ける事が出来ているのは、やはり1番はお母様のピアノに対する想いがあるからです。

そのお母様の想いに支えられて、彼らはレッスンに通って来ています。
お母様にピアノに対する想いがあると言う事は、その血を引く子供もまた音楽に気持ちがあるのは言うまでもありません。

ですから、お母様の言いなりになってばかりいる訳でもありません。

然し乍ら、小学校高学年ともなると他の活動もより活発になり、そこに加えてピアノの内容も複雑になり・・・
これまでの様に、見たらすぐ弾けると言う状況ではなくなります。

複雑だからこそ魅力的な響きとなり、弾きたい気持ちは高まる!
でも、他にもしたい事、しなければならない事、たくさんあって時間が取れない!
時間は取れるけれど、他の活動でもストレスがあり、ピアノでまで新たなストレスを抱えこめない!
ピアノは、実は他のどんな活動よりも細やかで、人間の全ての能力をフル回転させないといけないので、辛抱が続かない!イライラしてしまう!

そんな場合、女性である指導者やお母様が、細かな所まで言い過ぎない。毎回のレッスン態度の変貌ぶりに振り回されない事が大切です。

まだまだ子供で、自分の気分で態度も変わる。また、他でストレスを抱えていてそれがレッスンに影響する。

この様なことがあっても前向きに内容を積み重ねながら、時にコロコロと遊ばせ、見守りながら音楽の真理の世界へと導きたいものです。

幸い保護者の方々のご協力に恵まれており、前向きな言葉かけ、レッスンに対して肯定的に捉えてくださっているので、ピアノ男子が長く続けていられるのだと思います。

色々な時期があるけれども、男の子も女の子も細く長く続けていって欲しいと思っています。

大人になった時、自分の力でピアノが弾けたら音楽が宝物になるのですよね~

金子ピアノ教室@樟葉

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